ARAC議長 (日本接着剤工業会 会長) 野川隆幸 |
この度、日本接着剤工業会は世界接着剤・シーリング材会議(World Adhesive & Sealant Conference 2016, WAC2016 )を2016年10月25日(火)から28日(金)の4日間、東京の品川プリンスホテルで開催することといたしました。
WACは4年おきに米国、欧州、アジアを巡回して開催される、接着剤やシーリング材に関する国際会議です。今回はアジアでの開催となり、アジア地域接着剤会議 (Asia Regional Adhesive Council, ARAC) の議長国である日本での開催ということになりました。日本接着剤工業会としては1992年の第四回京都大会以来2度目の主催となります。
世界の接着剤業界は著しい発展をとげてまいりました。また、我々を取り巻く環境も大きく変わってまいりました。環境問題、法規制、原料の供給問題など我々を取り巻く問題は複雑化するとともに国際化しております。WAC2016は世界の接着剤、シーリング材メーカーが参加するだけでなく、原料供給者、装置メーカー、さらには販売関係者が一堂に会する国際会議です。この機会に、参加者が共通のトピックスを討議し、認識を新たにするということは業界発展のために大変有意義なことだと考えます。
今回のメインテーマは「明日を創る」とし、キーワードとして「環境」、「創造」「進化」の三つをあげました。それぞれのキーワードに沿って先端的な研究結果や実績がご披露されるものと期待しております。参加される皆さんにとって必ずや有効なものとなることでしょう。
さて、開催地の東京は1603年に徳川家康が江戸幕府を開いて以来400数年に渡り日本の政治の中心地として発展してまいりました。今また、2020年のオリンピック開催を控え、日ごとに街の顔は変貌しております。時代の最先端と歴史的なものが混在する、魅力あふれる東京はきっと皆さまを満足させてくれることでしょう。
私たちは心より皆様のご参加をお待ちしています。ご参加される皆さんが、今回の会議で交流を深められ、新たな発展へのチャンスを獲得されることを望むとともに、実りの多い4日間となりますよう祈念いたします。また、エキサイティングでエキゾチックな東京を是非ご堪能いただきたいと思います。
では、東京でお会いしましょう。